春が訪れ、桜が咲き誇る3月末、水道検針員から「水道使用量が前回より多く、漏水の可能性がある」との指摘を受けました。この経験を元に、漏水の疑いがある場合の対処法や、水道料金の減免申請について詳しくご紹介します。同じような状況に遭遇した方の参考になれば幸いです。
水道漏水の疑いがある場合の初動対応
3月末のある朝、インターホンが鳴りました。モニターを見ると、作業着姿の年配の男性が立っていました。「水道の検針員です。前回より水道使用量が多くなっています。案内をポストに入れておくので確認してください。」とのことでした。ポストに入れられた案内の紙を確認すると、次のような内容が記載されていました。
案内の紙に書いてあった内容
- 前回の検針時に比べ、使用水量が多くなっている
- メーターの確認のお願い
- 上下水道の減免について
メーターの確認方法は以下の通りです。
- 蛇口を全て閉める:水を一切使わない状態にします。
- メーターボックス内のメーターを確認する:メーターのパイロット(小さな回転盤)が回り続けている場合、漏水の可能性があります。
この案内を見て、まずは自分でメーターボックスを確認しようと思いましたが、場所が分かりませんでした。賃貸アパートに住んでいるため、管理会社に連絡することにしました。
管理会社への連絡と水道漏水の確認
管理会社に連絡をし、状況を説明しました。賃貸担当者の方が数時間後に駆けつけてくれました。さっそく部屋を見ていただきます。
管理会社の対応
- 上下水道使用量のお知らせをデジカメで撮影
- 漏水箇所を特定するためにトイレを確認
- トイレのタンクから便器へのチョロチョロとした水の流れを発見
- ドライバーでトイレの止水栓を止める
- 外へ行き水道メーターを確認し、パイロットの停止を確認
- 部屋に戻り、トイレの止水栓を再び開けて水を流し、パイロットが再び回転するか確認
この作業の結果、原因はトイレのタンクからの水漏れと判明しました。タンク内の水面が規定位置より上がってしまい、水が溢れて便器に流れ続けていたことが原因でした。
水道料金の減免申請手続き
漏水が原因で水道料金が高額になった場合、減免申請が可能です。以下は、今回の減免申請手続きの流れです。
- 水道局指定の工事店で修理を依頼:修理前後の写真を撮影し、必要書類を作成。
- 管理会社に書類を送付:管理会社が書類を受け取り、申請書を作成。
- 申請書を提出:申請書を水道局へ郵送。
管理会社の賃貸担当者が先導して減免申請を進めてくれたので、スムーズに手続きを行うことができました。
減免申請の結果
約1週間後、減免額が記載された「上下水道使用量のお知らせ」が郵送されてきました。「減免前の当初の請求額」と「減免後の金額」が明確に書かれており、漏水による使用量18㎥分が減免されました。金額としては約2,000円でした。
水道メーターの位置を知っていますか?
水道検針員から漏水の可能性があると指摘を受けた時、すぐに水道メーターの確認をしようと思いましたが、肝心のメーターの場所が分かりませんでした。賃貸アパートに住んでいる方で、水道メーターの場所を把握している人は少ないのではないでしょうか。
今回、管理会社の担当者にメーターの場所を教えてもらいました。私の住むアパートでは、1階の敷地内にありました。地面に埋まっているメーターボックスの中に、水道メーターと止水栓があります。メーターのパイロットが回転しているかどうかを確認することで、漏水の有無を確認できます。
減免申請の詳細と重要性
減免制度は、水漏れなどにより高額になった水道料金の一部または全額を免除してくれる制度です。減免を適用するための条件は各自治体ごとに異なりますが、共通の流れは以下の通りです。
- 水道局の指定工事店で修理を行う
- 工事業者が減免申請に必要な書類を作成し、管理会社へ送る
- 管理会社が申請書を受け取り、使用者が水道局へ提出
申請方法や期限は住んでいる地域によって異なるため、詳細は地域の水道局に確認することが重要です。
緊急時に備えて
水道メーターボックスの場所を確認しておくことは、緊急時に非常に役立ちます。特に漏水が疑われる場合、すぐにパイロットの動きを確認し、適切な対応を取ることで被害を最小限に抑えることができます。
まとめ
水道検針員から漏水の指摘を受けた場合、以下の確認を行うことが重要です。
- 蛇口を全て閉める:水の使用を停止
- メーターのパイロット確認:パイロットが回転しているか確認
漏水が確認された場合、早急に修理を依頼し、水道料金の減免申請を行いましょう。各自治体で申請方法や条件が異なるため、詳細は地域の水道局に確認してください。
今回の経験を通じて、少しの異常にも気づき、迅速に対応することの重要性を学びました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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