こんにちは。レトロアパートに住むソロジョです。
冬支度が始まる11月になりアパートの管理会社から例年通り「凍結防止帯のコンセントを入れてください。」と注意喚起のはがきがポストに投函されていました。
冬がはじまるお知らせです。
この凍結防止帯はその名の通り、水道管の凍結や破損を防止するヒーターのことです。
もしも、凍結防止帯のコンセントを入れ忘れてしまうと、水道管内の水が凍結して水が出なくなり、破裂した際は部屋に浸水し、アパートの大惨事を招いてしまうことになります。
この責任は借主の過失と見なされてしまう場合がありますので、毎年「凍結防止帯のコンセント」を入れ忘れないように注意が必要なのです。
この水道管が破裂した場合の修理費は業者さんや破損箇所によりますが2万円~数十万円という場合があります。このようなトラブルや出費はかぶりたくないです。絶対に。
この冬、ソロジョの住むアパートは、この凍結防止帯のコンセントを入れていても、浴室の水がでない日がありました。それからは、凍結防止対策を強化しなければと、ソロジョなりの対策を講じて無事に冬を乗り越えられました。
今年の冬の体験談とその対策をご紹介していきたいと思います。
1.寒冷地に建つレトロアパート、室温0度の極寒を体験
ある朝、寒冷地に建つレトロアパートの室内の温度計を見ると0度になっていました。
「室内が0度」となると、それ以上に寒い浴室の水まわりは氷点下になっているはずです。
さっそく浴室へ確認に行くと、まるで外にいるような寒さになっていました。
浴室のシャワーの蛇口をひねると水が出ません。
つぎに洗面所の蛇口を確認すると通常通りに水が出ます。最後にキッチンです。「ガリガリガリ、ゴゴゴゴゴ」という大きな音とともに、少しずつ水が出始めすぐさま勢いよく水が出てきました。
水が出ないのは浴室だけです。
どうしよう!と急いでネット検索すると
①自然に溶けるのを待つ
②蛇口付近にタオルを巻きぬるま湯をかけて溶かすと出ていました。
注意事項として直接熱湯をかけると破裂するとも書いてあります。
これはちょっと怖いのでとにかく浴室を暖めることにしました。
浴室内に遠赤外線ヒーターを運び込むこと40分。
蛇口をひねりしばらくすると遠くのほうで微かな音が、そのまま待っていると管の中を水が流れていく音が聞こえてきます。その途端ぽたぽたと水が!さらにどんどん出てきました。胸躍る瞬間でした。
もし、水道管破裂の事態になっていたら、水を使うことは一切出来ず、修理業者もすぐには来てくれないかもしれない…などと考えると、「本当に水が出て良かった。一安心。」と胸をなで下ろし1日をスタートする事ができました。
※これは12月のことでした。
「真冬の朝に水が出ない」という体験をしてからは、アパートの設備である「凍結防止帯のコンセント」を入れていても、水道管凍結の危機が実際にあることを知りました。
ソロジョのようにレトロなアパートが好きで今後住まれる予定の方は、冬対策の一助として以下ご参考にしていただければ幸いです。
2.アパートに施されている寒さ対策を改めて確認
この愛するレトロアパートでは、真冬の朝の室温は「5度以下」が通常でした。
今回体験した浴室の水が一時的に出なくなった日の朝の室内温度は0度になっていたのですが、夜から朝に掛けての外気温は、おそらくマイナス10度以下になっていたと思われます。
関東育ちのソロジョは、こんな寒さを体験したのは生まれて初めてでした。
今後のためにもこのレトロアパートに元々施されている冬対策の設備を確認してみたところ2ヶ所ありました。
管理会社から注意喚起をいただく水道凍結防止帯(※)と、北側の窓部分に施された二重サッシだけでした。
もちろん、昭和を感じさせるレトロなアパートなのですきま風はつきものです。
深夜、就寝中「冷え」が壁から天井からやってきます。家賃が安いから仕方ないですかね。
(※)水道凍結防止帯とは、水道管の凍結や破損を防止するヒーターのことです。
毎年冬の寒さを感じながらソロジョが疑問に思うことがあります。ソロジョが住む前にも、このレトロアパートは賃貸されていて、以前は二重サッシではなかったのです。
ここに住んでいた方々はどんな工夫をして生活していたのだろうか…。
建具や柱にたくさんの猫の爪痕があるけれど、猫は寒かっただろうね。
3.水道凍結防止対策を講じる気温の目安とは
最低気温がマイナスとの声を聞くとそろそろ対策を講じないといけません。毎晩欠かさず明日の気温を確認します。
ソロジョのアパートでは「最低気温-2度は安心レベル」でした。
水道管のある場所が北側で日陰だったり、日中の気温が上がらず風が強かったり、その日の天候でも変わってきます。
確認をするときに特に気にしていた時間帯は深夜0時~7時です。
なぜなら、この時間帯に-4度になると「やや危ないレベル」になるからです。
特に朝方の冷え込みを確認してください。
朝方はグーンと冷え込みますので要注意です。
この-4度の「やや危ないレベル」であるならば、「4.これで安心!水道管凍結対策あれこれ」の対策を講じることをお勧めします。
次の章では凍結防止の対策を具体的にご紹介していきます。
4.これで安心!水道管凍結対策あれこれ
前章でも紹介しましたが、私ソロジョのアパートの水道管に凍結防止帯がついてはいます。
しかし、浴室の蛇口の下部(←ここが相当冷えるらしい。)には付けられない場所であるため、
浴室の水道管が凍結してしまいます。
水道管を凍結させない為に日々やっている対策をまとめてみました。
4-1 浴室のドアーは開けておく
浴室は換気扇をつけているので、他の部屋と比べるとかなり気温は低くなります。
寝る前に換気扇を止め浴室のドアーを開けておくことで締め切っていた時と比べると気温が下がるのを防ぎます。
ただし、冷えが浴室から部屋全体にやってきます。
4-2 シャワーホース内の水は完全に抜く
シャワーを使用後、シャワーヘッドを外し、シャワーホースをフリフリ。
シャワーホース内の水を完全に抜きます。
これをしないとシャワーホースごとカチンコチンに凍ります。
4-3 空き箱で蛇口部分の保護
じつはこれ、水道管凍結を防ぐ方法はないかとネット検索をし、見つけた情報を参考にしました。
ドリンク剤などの箱を被せるだけなのですが、意外と優秀で外気から守ってくれます。
写真の箱やドリンク剤の箱は一見厚紙に見えますが段ボールなのです。
段ボールは暖かいということですね。
4-4 蛇口をタオルでぐるぐる巻きにする
蛇口を空気に触れさせないように乾いたタオルで巻きます。
ソロジョの蛇口タイプでは1枚では少し足りないので2枚が最適でした。
蛇口にマフラーを巻くようにキッチリ巻きましょう。
4-5 寝る前に蛇口からちょろちょろと水を出す
最低気温が-7度近くになる日には寝る前に蛇口から水を出しっぱなしにします。
この対策は光熱費高騰の今、かなり勇気がいる行為です。
出来ればやりたくありませんが、これをやれば凍結はしません。
最終手段は身を削りましょうか…。
エコを心掛けているソロジョとしては、もったいない精神でほんの少しだけポタポタとしたたる程度にしました。
しかし、夜中に心配で確認をすると水圧により水が止まっていました。
凍結してしまわないかヒヤヒヤものです。
一晩中水が出ている状態を保つためには、鉛筆の太さが目安と言われています。
5.まとめ
水道管を凍結させない対策を紹介してきました。
私ソロジョがやっている対策は以下の5つです。
- 浴室のドアーは開けておく
- シャワーホース内の水は完全に抜く
- 空き箱で蛇口部分の保護
- 蛇口をタオルでぐるぐる巻きにする
- 寝る前に蛇口からちょろちょろと水を出す
今年(2023年)の1月下旬には十年に一度あるかないかと言われた大寒波が到来したため、首都圏でも氷点下になったところも多いと思います。
今後また、寒波到来やらソロジョのような環境での生活を選ばれるような場合には、是非ともご参考にしていただければ幸いです。まさか凍結するとは思わなかった…と嘆く前に色々試してみてくださいね。
水道管破損個所にもよりますが、水道管凍結破損になった場合には大惨事になることがありますので本当に気を付けていきたいですね。
この冬、水道管凍結というトラブルがあったおかげで地球の恵みを心から有難く思いました。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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