このあたりでも桜の便りがつぎつぎと聞かれるようになりました。
長い冬が終わり、一気に春がやってきました。
そんな心も弾む3月末のこと、水道検針員さんから水道の使用水量が前回より多くなっているので、漏水の可能性がありますとの指摘を受けました。
今回はこの「漏水の可能性があると指摘を受けた」出来事についてお伝えしていきたいと思います。
同じようなことが起こったときの参考にしていただければ幸いです。
1. ペットボトル9,000本分の水漏れ
3月末の朝、インターフォンがなりました。
モニターを見ると作業着姿の年配のおじさんです。
「水道の検針員です。前回より水道量が多くなっています。案内をポストに入れておくので確認してください。」と言い、案内の紙と上下水道のお知らせをポストに入れて帰っていきました。
案内の紙に書いてあった内容
- 前回の検針時に比べ、使用水量が多くなっている
- メーターの確認のお願い
- 上下水道の減免について
メーターの確認の手順
- 蛇口を全て閉める
- メーターボックス内にあるメーターのパイロットの動きを確認する
- パイロットが回り続ける場合、漏水の可能性がある
上下水道の減免について使用量が多いということなので、上下水道のお知らせを見てみます。
上下水道のお知らせ
令和5年4月分
今回指針 ○○㎥
前回指針 ○○㎥
水道使用量 ○○㎥
下水道使用料 ○○㎥
前回使用量 ○○㎥
前々回使用量 ○○㎥
前年同期使用量 ○○㎥
以上の内容が書かれています。
正直、今まで上下水道のお知らせの内容をよく見たことがありませんでした。
前回使用量・前々回使用量・前年同期使用量が記載されている数字を確認すると、前回よりも18㎥多く、前々回より21㎥も多く使用していたことになっていました。
18㎥=18立方メートルとは、な、なんと18,000リットルになるのです。
2リットルのペットボトルで換算すると9,000本分です。
一般的にお風呂には200リットルの水が入るといわれているので、お風呂90回分。かなりの量です。
メーターボックスを確認しないといけないけれど場所がわからないし、こんな時は頼りの管理会社へ連絡しました。
2. 管理会社へ連絡
管理会社に連絡をし、状況を説明しました。賃貸担当者の方が数時間後に駆けつけてくれました。さっそく部屋を見ていただきます。
管理会社の対応
- 上下水道使用量のお知らせをデジカメで撮影
- 漏水箇所のあたりをつけてトイレを確認
- トイレのタンクから便器へのチョロチョロと水が流れているのを発見
- ドライバーでトイレの止水栓を止める
- 外へ行き水道メーターを見に行く
- 水道メーターのパイロットが止まっているのを確認
- 部屋に戻り、トイレの止水栓をもう一度開け水を出す
- 再度、水道メーターのパイロットが回っているのを確認
以上の作業の結果から原因はトイレのタンクからの水漏れと判明しました。
トイレのタンク内の水面が規定位置より上がってしまったため、水が溢れ便器へ落ちていたことが原因でした。
それにしても、何かあるごとに対応していただいている賃貸担当者の方は頼りになります。トイレの修理業者を手配し、追って連絡が来ることになりました。
そして「今回は減免申請しますので、書類を作成致します。」と言われました。
初めて聞く減免申請です。
4項で減免申請について説明いたします。
3.トイレのタンクを修理
後日、管理会社の賃貸担当者の方が手配したトイレの修理業者がやって来ました。
今回の件は水が規定位置を上回ってしまっていたための水漏れです。
トイレの器具の定年劣化のため、タンク内の器具を取り替えることで改善しました。
取りかかりから約1時間程度で修理が終わり、最後に一緒に水道メーターのパイロットが止まっているかの確認をしました。
管理会社より修理業者へ減免申請をすると報告がいっていたようで、修理業者の方は申請に必要な修理前、修理後の写真を撮影していました。
減免申請のおおまかな流れ
- 水道局の指定工事店で修理をしてもらう
- 工事業者が減免申請に必要な書類を作成し、管理会社へ送る
- 管理会社から書類を受けとり、申請する本人が水道部へ提出
ソロジョは賃貸アパートなので、このような流れで減免申請をすることになります。
次項ではこの減免申請について説明したいと思います。
4.上下水道料金の減免申請とは
減免制度は水漏れなどにより高額になった水道料金の一部または全額を免除してくれる制度です。
減免を適用するための条件は、各自治体ごとに違うようなので確認が必要ですね。
また、住んでいる地域によって申請方法や期限などに違いがあるようです。
今回は、管理会社の賃貸担当者さんが減免申請しますと先導してくださいました。
今回の場合は
- 管理会社で申請書を作成し、郵送にて申請書到着
- 申請書へ住所、氏名、押印
- 同封されていた切手付き封筒へ入れ、自治体の水道局へ送付
このような流れでスムーズに減免申請が出来ました。
5.水道メーターがどこにあるか知っていますか?
水道検針員の方から漏水の可能性がある指摘を受けた時、すぐに水道メーターの確認をしようと思いましたが、肝心の水道メーターの場所がわかりませんでした。
このようにアパートに住まいで、水道メーターの場所を把握している方は少ないのではないでしょうか。
今回、管理会社の賃貸担当者の方がいらしたときに水道メーターの場所を教えていただきました。
ソロジョのアパートでは1階の敷地内にありました。分かりにくい場所です。
部屋ごとのメーターボックスが地面に埋まっており、メーターボックスの中に水道メーターと止水栓があります。
メーターには、パイロットという部分があり、水を使っていると、このパイロットが回転します。
蛇口を全て止水をしても、パイロットが回転していると漏水の可能性があるということです。
緊急時のためにも水道メーターボックスは確認しておいた方がいいですね。
6.減免申請はどうなった?
減免申請の書類を市区町村の水道部へ送付してから、約1週間後に減免額が記載された「上下水道使用量のお知らせ」が郵送されてきました。
「減免前の当初のご請求額」と「減免後の金額」が分かりやすく書かれていました。
今回の検針で、前回よりも水道使用量が多くなっていた18㎥分の料金を減免していただきました。
水漏れのため実際に使用していない水道料金を支払うのは厳しいですが、このような制度があることに有難く思いました。
ありがとうございました。
金額としては約2,000円でした。
ランチで美味しいうな丼が食べられる金額ですね。
7.まとめ
今回は「漏水の可能性があると指摘を受けた」出来事についてお伝えしてきました。
水道検針でこのような指摘を受けた場合、
- 蛇口を全て閉める
- メーターボックス内にある水道メーターのパイロットの動き
を確認してください。
もし、パイロットが回転していた場合、どこからか水が漏れている可能性があります。
早急に確認し、修理を依頼しましょう。
また、高額になってしまった水道料金の一部を減免できる制度があります。
各自治体の水道局に対して、使用者が申請を行います。
水道料金の減免制度
- 使用者の申請により上下水道料金の一部を減免できる場合がある
- 申請には水道局指定業者の修理証明が必要
- 減免対象期間は1検針期間(2か月分のみ)
※住んでいる地域によって申請方法や条件、期限などに違いがあります。
今回は、トイレのタンクから便器へチョロチョロと流れていたのが原因で使用量が大幅に増えてしまいました。
これからは、少しの変化でも見過ごすことがないようにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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