今年の冬は日中でも気温が氷点下になる日が多く、寒さに慣れてきたつもりでしたがかなり堪えていました。
そんなある朝、玄関チャイムが鳴り突然「下の階へ水が漏れています!水道管破裂のようです!」と言われたらどうしますか?ビックリしますよね。
そうなのです、この日「賃貸アパートの水道管破裂」という、思いがけない体験をしたので、ご紹介していきたいと思います。
同じような状況になったときのお役に立てればと思います。
1.アパートの水道管破裂の被害状況と浴室の水道管修理
大変なことが起きました。大惨事です。今年1月下旬の朝、アパートの管理会社の人が突然訪ねてこられ「下の階へ水が漏れています。部屋の水は出ますか?使えていますか?」と言われたのです。
その日は、いつも通り朝食の用意や歯磨きなどで水を使用していたので、「水は使用出来ていますよ。」と答えましたが、詳しく状況を聞くと次の通りでした。
- 夜中に突然、階下の天井から水が雨のようにしたたってきて、部屋全体に浸水した。
- 同じような状況で階下の部屋2世帯が浸水した。
- 浸水した部屋の方々は近くのホテルに避難した。
その前夜のソロジョは、いつも通り浴室の凍結防止対策をして就寝したので、水道管破裂による浸水事件を聞いても信じられない気持ちでいっぱいでした。夜中にお風呂や洗濯機の水を流すなど、水を使用していたならば、少しはハッと思ったかもしれませんが、なによりソロジョの部屋の水道管は凍結しておらず水は使えていたのだから、やはり心当たりがありませんでした。
管理会社の方は被害状況を話し終えると、「このような状況でしたので、お宅の水道管を見させてもらいたい。」と修理業者さんを連れてきました。
浴室からの漏水のようで、修理作業自体は15分くらいでしたが、業者さんが部品を取りに会社に戻るなどして、計40分くらいで作業は終わり帰られていきました。
この日の修理業者さんの対応
- 浴室の水道管がある点検口のビスを外し、水道管の一部分を交換修理し作業終了。
水道管の修理はしたけれど、はたしてソロジョの部屋の水道管が破裂し、このような大惨事になってしまったのだろうか…?はっきりしないまま1日が終わりました。
2.管理会社の指示で保険会社へ電話
翌日、アパートの管理会社から電話がかかってきました。「アパートに入居する際に入った保険で修理費がまかなえると思いますので、保険会社へ電話をしてください。」とのことでした。
さっそく、保険会社へ電話をしました。
そこで聞かれたことは、
- 名前
- 住所
- 建物名
- 保険加入番号
- 何があったのか状況説明
保険会社で担当者が決まり次第、電話が来ることになりました。
保険会社の方曰く、「現在同じような状況が多くあったため、少々お時間をいただきます。担当が決まるまで1週間から10日ほどお待ち下さい。」とのことでした。
確かに、この年の冬は、とても冷え込みが厳しかったため寒冷地以外でも水道管凍結や水漏等が多発しているということはニュースにもなっていたため納得できました。
約一週間後、保険会社の担当になった方から電話がきました。
話した内容は
- 再び当日の状況説明
- それは自分に過失があったのか?
- 管理会社と電話番号
話の中で「あなたの過失で水漏れを起こしてしまったのですか?」と唐突に聞かれました。過失をおかしたつもりはありません。
気温が低くなる予報が出た際には、水道管を凍結させないよう対策をしていたし、事件当日も凍結はなく、水は出ていたのですから…。と思いつつ、保険会社さんからの質問には、正直に一部始終わかる範囲で伝えました。
保険会社の担当者は、「管理会社へ確認し、原因など聞いてみます。」とのことで、これで保険会社さんとソロジョとのやりとりは一旦終了となり、保険会社さんの方での調査に入りました。
3.自分の入っている保険、どんな保険なの?
ソロジョが加入していた保険は「賃貸住宅入居者総合保険」というものでした。
この保険は、家財の損害や賠償責任などを補償してくれる保険です。凍結による水道管破裂の保障も対象になっており、もしソロジョの過失で水道管を凍結させてしまい破損させてしまった場合、修理費用を補償してくれます。(その際の限度額は最大10万円、免責1万円)
今回のことがきっかけで自分が入っている保険を改めて調べました。
ex.)凍結により水道管の破裂をした場合、
- 過失側―修理費用最大10万円まで補償
- 被害側―被害にあった家財の補償(補償金額は加入プランにより変わる)
- 居室が損害を受けて使用できなくなった際のホテル等の宿泊費
万が一、どちらの立場になったときも安心の手厚い補償です。
また、保険料は家財補償の保険金額により変わりますが、二年補償で12.000円~21.800円です。
12.000円のプランでは
- 家財補償―160万円
- 借家人賠償責任補償・個人賠償責任補償―1.000万円
この保険料で二年間保証してもらえるのは有難いことです。漏水によりホテルに緊急避難したとしたら、保険料の12.000円くらいはかかってしまいますものね。
紹介したソロジョと同じ賃貸住宅総合保険でも保険会社や商品によって補償内容は変わってくると思います。
皆さんもいまいちど、ご自分が入られている保険を確認してみてはいかがでしょうか。
4.共用部分の水道管破裂だった!
この水道管破裂事件が起きてから約一か月後、やっと保険会社さんより報告を受けました。
なかなか長くかかるものです。
今回の水道管破裂がおきた場所は共用部分の水道管であることが判明し、建物の修理費用は管理会社(※)にて、階下の損害は入居者の保険でまかなうこととなりました。
管理会社さんから言われるがまま保険請求をした際には、どうなることかと正直不安でしかありませんでした。
今回の保険会社さんからの報告をうけ、無事、ソロジョの保険の請求は取り下げることとなりました。これで一件落着です。しかし、破裂事件当日に修理業者が浴室の修理に入ったのは何だったのだろうか…疑問が残りますが、まあ、無傷で済んだのでよしとします。(※)このアパートは管理会社がオーナーです。
5.まとめ
賃貸アパートでの水道管破裂騒動について体験をお伝えいたしました。
自分の過失による水道管破裂は入居者の責任になります。その際の修理費用は保険によりまかなえる場合がありますので、確認しておくと慌てずに済みますね。この体験が皆様のお役に立てたなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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